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紙糸とは

和紙を細く切り、それを撚って作った糸です。

和紙、糸、布、製品づくりすべての工程を手作業で行っていらっしゃる方もいますが、
紙糸を製造している企業もあります。
ほとんどの植物から紙は作れるようですが、
「和紙」と呼ばれる紙の多くは楮、三椏を原料としています。
機械生産される紙糸の多くはマニラ麻を原料としています。

紙糸の歴史は古く、千年以上もさかのぼることができます。
綿紡績や化学繊維の製造技術が高度化する以前の二十世紀前半までは
欧州や日本でも広く利用されていました。
ただ当時の紙糸は耐水性や強度が弱く、
繊維としての品質は低かったそうです。(weblio辞書より)
しかし現在は技術開発が進み、従来の糸と同じように使用できる糸が
製造されるようになりました。

紙糸は非常に軽く、ハリやコシがあり、吸湿・通気性にも優れています。

紙糸

紙布とは

経糸、緯糸ともに紙糸を使ったものを「諸紙布」、
縦糸に絹・綿・麻糸を使い、緯糸に紙糸を使用したものを
それぞれ絹紙布・綿紙布・麻紙布といいます。

その歴史は江戸時代にまで遡ることができます。
当初は大半が使用済みの大福帳などの反故紙から作られ
高価な布の代替品として日常的に使用されました。
例外的に仙台藩の白石城主片倉家は、紙布作りを奨励し、
様々な技術改良がなされました。
カジノキの繊維を漉いた専用の紙から糸を作り、高級な布を作り上げました。
江戸中期には、幕府に特産品として献上されるようになり、
京都の公家たちへの進物品にもなりました。

ヨーロッパでは主にドイツで作られていたようですが、
こちらも代替品としての役割が大きかったようです。

私が使用している紙糸は王子ファイバー(株)が製造しているOJO+と呼ばれる紙糸です。
この糸の原料はマニラ麻です。
紙糸には生分解性があり、焼却しても
有毒ガスが発生しないなどの環境効果も得られます。
従来の麻糸に比べて軽くてハリやコシがあり、
吸湿・通気性にも優れ、独特の風合いもあります。
その可能性は大きく、ファッション製品、
インテリアや生活雑貨にと用途も幅が広く、
デザインするものの心を沸き立たせてくれます。