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P R O F I L E

2013年、英国での生活が丸10年になりました。
英国へ渡ってから始めた織りも同じく10年目になります。
そして9月には5年間に渡る大学での学士、修士課程も無事修了することができました。

織りを通して知り合った方々からこの10年、
ほんとにいろいろなことを学び、そして助けられてきました。
また幅広い層から生徒を受け入れる英国の大学制度の恩恵を享受、
若い人たちに混じり、デザインの勉強をするという幸運にも恵まれ、
織りが私の人生の一部になりました。

経糸と緯糸で形成される織物。基本は単純ですが、その奥行きは非常に深いものです。

例えば『色』

糸を染め、経糸を織り機にかけ、そこに現れている色が
緯糸を入れ始めると全くその表情が一変します。
思いもかけない色の組み合わせが、
全体として落ち着いた仕上がりになることもままあります。

例えば『パターン』

単純に思える縞でもその幅、間隔でまったく異なる表情の布に仕上がります。
織物の多くは幾何学模様です。
でもそれを崩したく、異なる性質の糸を用いたり、
織り組織の基本をアレンジしてみたり、
模様もさることながら布表面に表情を出す工夫をしています。

例えば『用途』

ファッション、インテリア、アート、その用途も幅広く、
どの様な用途を念頭にデザインするのか。
卒業制作では照明にチャレンジしました。
これまでの照明器具とはイメージの異なる、単に実用性だけではなく
アートとしての役割も果たしてくれる照明。
日々の生活にちょっとした潤いが与えられればとの想いを込めています。

織りの奥行き、深さを論じ始めたら限がありません。

人の心に響く作品づくりをめざしています。